8ビートでハイハットを刻む際、超重要なのがダウンアップ奏法です。
私もドラム初心者の頃に8ビートをした際にギターの人から「ハイハットをダウンアップで」と言われて良く分からなかった思い出があります。
このダウンアップは8ビートを刻む上で大切です。
ハイハットはもちろんのこと、応用でライドシンバルにも存在します。
このページではダウンアップの重要性と自宅での練習方法を紹介したいと思います。
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ダウンアップ奏法がなぜ必要なのか?
ダウンアップ奏法の重要性は、速く刻めることと、リズムにアクセントがつくことです。
テンポが160以上などのパンクやロックの曲は、なかなかダウンのストロークだけで叩くのは難しいですし、なんといっても手が疲れます。
また、ダウンで叩くと打ち込みみたいにただ単に「チチチチ」と音が刻まれるだけです。
スローテンポならまだいいのですが、速い曲だとすごくせわしなく聞こえます。
逆にうるさい感じに聞こえてきます。
ここをダウンアップで叩くと「チツチツチツ」とアクセントがつき、せわしない感じもせず、さらにはアクセントがつくことでリズムカルでグルーブな感じが出てきます。
上手い人の8ビートはまずダウンアップができていて間違いないでしょう。
まとめるとダウンアップ奏法は、速く叩けるのとアクセントをつけたビートが刻めることが大きなメリットになります。
ダウンアップの叩き方
ダウンアップの叩き方は、1打で2打叩くイメージです。
実際のハイハットで解説していきたいと思います。
まずは、1打目はステックのショルダーの部分でハイハットの側面を叩きます。
これは普通のダウンストロークですね。
そして、ここからがダウンアップなのですが、重要な部分です。
ハイハットを叩いた後は、手首の力を抜いて、手首を後ろに引きます。
そしてステックのチップがハイハットの上部分に「当たってしまった」にします。
イメージは招き猫の手です。
また、ちょっと手を右側に引き気味でするとしやすいです。
この手首の力を抜いて、ステックのチップがハイハットシンバルの上の部分に当たればOKです。
これを交互に繰り返していくと、「チツチツ」と音を刻みながらハイハットが打てるようになります。
つまり、手は一回しか振り下していないのに、手首のスナップで2度目を叩いているのです。
大変効率の良い叩き方なのです。
注意点は、手首をひねって、チップでハイハットを叩きにいかないことです。
これでは、1打で2打を叩いているわけではないですし、叩きに行ったらアクセントの強弱がつきません。
「チツチツ」がダウンアップなのに音が「チチチチ」になっていまいます。
では、これを家で練習する方法を紹介します。
家ではステック同士で練習
家ではステック同士を使って練習します。
ステックを用意して以下のように構えてみましょう。
左手をハイハットだと思ってください。
まず、一打目はダウンで叩きます。
そして手首を上げて2打目当てていきます。
この時実際のハイハットと違ってシンバルの面がないのですが、
気を付けるポイントは手首を上げた時にステックが斜めになっていることです。
ステック同士でする場合には、リバウンドもなくテンポは速くできないので、ゆっくりの60~80くらいでできるようにしてみましょう。
あくまでこの練習の目的は、ダウンアップのフォームを習得することです。
最初はぎこちなくて慣れないですが、慣れてくると自然と一定の間隔で「チツチツ」となってきます。
慣れてきたら、スタジオの生ドラムでハイハットのみをメトロノームで徐々にテンポを上げてダウンをしていきましょう。
自宅でハイハットがあるともっと便利
ハイハットのダウンアップのスピードアップは現実問題ハイハットがないとなかなか練習できません。
ステック同士でフォーム確認からドラムセットのハイハットでもダウンアップは出来ていきますが、自宅にハイハットがあるともっと早くスピードアップが図れます。
ぜひ余裕のある方、ハイハットをもっと家で練習したい方は、ハイハットスタンドと消音パッドを自宅に取り入れてみてください。
いかがでしたでしょうか?
ちなみに、ダウンアップはコツを掴むのが難しいので、なかなか難しければ先生に習うのもアリです。
下の記事では、楽器がもらえるドラム教室情報を記事にしていますので参考にしてみてください。