ドラマーが挫折する要素の一つに挙げられるキックのダブル。
しかし、キックのダブルが出来れば、コピーできる曲も広がります。
速いパンクの曲やハードロックなんかで、バスドラの連続が入っているのは、ダブルのキックでないと表現できません。(ツインペダルの場合もありますが・・・)
そしてダブルキックは一度コツを覚えると楽にできますが、そこに到達するにはちょっと時間をかけて練習する必要があります。
そのため、このページでは自宅でダブルキックの効果的な練習方法を紹介したいと思います。
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キックのダブルは3種類
まず、キックのダブルを打つにはどんな種類があるのか、確認しましょう。
キックのダブルは下の3種類に分けられます。
・アップダウン奏法
・スライド奏法
・ヒール&トゥ奏法
アップダウン奏法
かかとを上げた状態で1打目をつま先で踏み、その後リバウンドをしてきたところを足全体を使ってペダルを踏むやり方です。
イメージ的には、1打をつま先だけで打った後にはかかとが地面と水平になるようにかかとを下したところでつま先で2打目を打つ感じです。
スライド奏法
私が現在最も使っている奏法です。
スライド奏法は、1打目をペダルの真ん中くらいでつまさきで踏み、2打目はペダルの奥で足全体を踏む奏法です。
ペダルは真ん中くらいだとリバウンドしやすいのでそれを利用して2打目を奥で踏んでいきます。
アップダウン奏法とやり方は似ていますが、バスドラの音が大きくなる点と、比較的踏みやすい点があり、初心者でも簡単に習得しやすい奏法です。
以前、私はリズムが取にくくてあまり好きではありませんでしたが、きちんと練習すると、リズムをきちんととって楽にダブルが踏めるようになりますのでおすすめです。
ヒール&トゥ奏法
かかとを地面につけた状態でつま先を使って1打目を踏み、リバウンドしてきたところをかかとを上げて2打目を踏み込みやり方です。
アップダウン奏法のように、2打目の状態でかかとを上げて、足と地面とを水平にしていくイメージです。
すべて共通している点は、1打目のビーターの跳ね返り、つまりはリバウンドを利用して2打目で素早く打つことです。
シングルキックでする場合には、足の力を抜いて、素早く連続で打ったとしても限界があります。
なので、いかにリバウンド利用して速く打ち返すかがポイントとなってきます。
それでは、下の方では習得しやすいスライド奏法の自宅トレーニング方法を紹介したと思います。
キックのダブルを自宅で練習する方法
スライド奏法の練習をやってみましょう。
ダブルの練習はペダルがないとできないかなと思いがちですが、そうでもありません。
ダブルキックの重要なポイントはスネでつま先を動かすことです。
ドラムを始めた当初はももを上げて足全体を落としてペダルを踏んでたと思いますが、ダブルのキックはスネで1打目を踏んで、2打目を足全体で踏むイメージです。
いわばペダルを踏むために使っている足の部分が違っているので速く踏めるのです。
まずは、下の動画のように椅子に座った状態でももを上げて、スネだけで地面をつま先でタッチしてみましょう。
スネが分かりにくい時は足首を動かすと意識してやってみてください。
注意点は、ももが動かない事です。
ももが動いているということは、スネで踏んでいないのでできていない証拠です。
ももは一度上げたらそのままで、スネだけでタッチを何回もしてみましょう。
次にスライドさせる練習をしてみましょう。
1打目はスネでつま先をタッチさせ、2打目はつま先でタッチしたところよりも前に足全体を落としましょう。
踏む位置を極端にずらすとコツがわかってきます。
動画にすると下のような感じです。
1打目と2打目の打ち方の感覚が分かったら、その後は徐々に速く「ドドッ」をしていきます。
速くすると、1打目と2打目の位置が狭くなってきますよ。
実際に自宅にペダルがある方は、ペダルの上でやってみましょう。
最初はペダルの真ん中をつま先でタッチさせ、2打目を奥の方で踏みます。
何度もするとコツがつかめてきますよ。
ちなみに、自宅で練習するときは靴下でやり、スタジオの実際のドラムをするときは靴を履いてすると思いますが、自宅で靴下を履いてやると滑るし、踏みにくいので、スタジオのバスドラで練習すると格段に楽に踏めるようになります。
特に、ペダルと一緒に消音パッドを使ってペダルを踏んでいる方も、実際のバスドラを踏むときのリバウンドの跳ね返りが楽なのが分かると思いますよ。
いかがでしたでしょうか。
ダブルの命はリバウンドをいかにつかみ取り、2打目を打つかです。スラムダンクでもあるように「リバウンドを制すものがキックのダブルを制します!(笑)」頑張って自宅で練習してみてください。
ちなみに、自宅でダブルキックの練習をするならペダルがあった方が上達が早いです。。
おすすめのペダル、消音パッドなどは下の記事で紹介紹介していますので、合わせて読んでみてください。
また、ダブルキックはコツを掴むのが難しいので、自分だけでやってみて難しければ先生に習うのもアリです。
下の記事では、楽器がもらえるドラム教室情報を記事にしていますので参考にしてみてください。