ドラムのコピーは楽譜よりも耳コピで

ドラム耳コピ用楽譜例 耳コピ

ドラムの初心者は、好きな曲をコピーする時、楽譜か耳コピかと迷うんじゃないかと思います。

特に私は小さいころからのピアノの経験で楽譜がある程度分かったりするんですよ。

また、ドラム教室でも楽譜を使ってやっているので、なおさらです。

逆に楽譜を読めない方も楽譜を買った方がいいのかも迷うはず。

ではどうしたらよいのか、ご紹介したいと思います。

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結論は楽譜はなくてもいい

ドラムやっていて相当私も悩みましたが、結論は楽譜不要論です。

その理由をいろいろと挙げたいと思います。

そもそも市販の楽譜は当てにならない

市販の楽譜は基本、当てにならないと思っていた方が良いです。

もちろん全部が間違えということではないです。大方合っています。

しかし、聞こえずらいフィルインやリズムパターンで変に書いてあるときがたまにあります。

曲を聴きながら楽譜を読んでいると、あれっ違うな?と思うことはけっこうあります。

販売されている楽譜は誰かが耳コピしたものらしいです。

しかも音大生がアルバイトで採譜している場合もありますし、これドラムやっている人の採譜の仕方か?ということもあります。

アーティストが直接楽譜を書いているわけではないのです。

なので、市販の役に立たないことはありませんが、あくまで参考程度になるというわけです。

楽譜はそもそも音源のないものへの対応手段

楽譜ってそもそも音源が手元に無くても表現できるようにしたものです。

クラシックが典型ですよね。クラシックなんて昔の音源なんてありません。

CDで録音できませんからね。

そのため、ベートーベンやモーツァルトなど大物作曲家はどんなメロディか、どんな風に演奏してほしいのか細かい指示が楽譜に書かれています。

クラシック音楽は音源のない時代に作曲家が「こういう風に演奏してくれ」と指示してくれているものなのです。

それによって、CDの原曲がなくても現代の世の中でもその当時の表現を演奏して再現できるのです。

つまり、クラシックは当時の再現の音楽なのです。

そのため、楽譜の表現を守ることがクラシックでは大切なのです。楽譜以外の表現をするとめっちゃ怒られます!

だって元の音源ないですからね。そのため大物作曲家がきちんと表現を書いていますからね。

また、アナリーゼといって、当時の時代についてや作曲家がどんな考え方でどんな暮らしをしていたのかも読み取り、当時どんな演奏や音を出していたのか、こういった気持ちで曲を書いたのではないかと想いを馳せて、くみ取って表現もしていきます。

私はクラシック専門ではありませんが、楽譜のそもそもは音源のないCDをどう表現するかのために残している記録なのです。

ポピュラー音楽は音源がある

では、現在の音楽はどうか?

CDがあって誰でもどんな曲の表現をしているか分かります。

しかもクラシックと違って、ライブによっては演奏内容を変えたり、アドリブしたりと変えます。

自由なのです!!

クラシックは当時の音楽を再現しようとする考え方に対してポピュラー音楽は音源あるし、アレンジしても良い風潮です。

なので、市販の楽譜は細かい表現もありませんし、作曲家や演奏しているアーティストの細かい指示はありません。

音源があるし、基本自由ですし、アルバイト生などが採譜してくれて便利に使えるようにしてくれているだけですから。

つまり市販の楽譜はあくまで参考程度なんです。

すぐに曲を覚えて演奏しないといけない時に便利なツールなわけです。

耳コピは耳に頼るので表現力が鍛えられる

では楽譜はあくまで参考程度なんで、買わなくてもいい場合どうするのか?それこそ耳コピするのです。

耳コピとは曲を聴きながら、どう叩いているのか理解して、再現する試みです。

耳コピのメリットは、以下の通りです。

・表現力を鍛えられる

・楽譜を買うお金が要らない

 

表現力が鍛えられる

どういう風に叩いているのか、音を聴いて再現しているので、表現力が鍛えられます。

例えば市販の楽譜の場合、8ビートのリズムパターンが書いてあるけど、スネアの叩き方一つに取っても

大きい音なのか、小さい音なのか、はたまたゴーストノートが入っているはずなのに書いていないとか、全然表現が分かりません。

そこは耳で感じ取るのです。

ハイハットのハーフオープンについてもそうです。

もちろん機材にもよりけりですが、その音に近づけるための開き具合を自分の耳で確かめながら近づけていくのです。

こうした細かい表現が身に付きます。

 

曲の展開の仕方が体に染みつく

現在の音楽であるポップやロックは、どんどん展開が変わっていきます。

ドラムだって、Aメロでハイハットクローズで叩いたり、サビで、ライドシンバルで叩いたり、最後のサビなんてシンバルでビート刻んだりと、ドラムといえども音色を変えたりしています。

だって同じパターンだとつまらないですよね。また、だんだん盛り上がったり、途中スローになったりして変化させていきます。

一番と二番でフィルインが違うのもそうです。

場面転換でのフィルインもそうです。

盛り上がりに向けたフィルインや、あえてシンプルなフィルインをなぜしているのか感じ取れます。

こういった全体的な曲の構成が体に染みつくのも耳コピです。

別の曲をコピーしたり、オリジナルの楽曲でドラムを叩くときにこの構成パターンが体に染みついていると、表現するときに役立ちます。

アレンジ力を鍛える

ドラムはもともとパーツがみんな異なる場合があるます。

やれタムが足りない、シンバルが足りないなんてよくあります。

なので、完全にコピは考えなくても良いと思います。

自分のものにあるセットで考えてみる。これ大切なことです。

逆にこんな音を取り入れたいから、チャイナシンバル買おうとかになれば、

あとから買って表現するのもありです。

また、原曲通りにしなくてもいいと思います。

ある程度耳コピで原曲が叩けるようになったら、自分なりにカッコいいと思えるものに変化しても良いと思います。

YouTubeなんて見てみてください。

結構みんなアレンジしてますよ。

特に外人さんはカッコよくアレンジしています。外人は自分を表現するのが日本人より得意ですからね!

音楽は自分の表現。個性なドラマーはみんなクセがあります。

なので、アレンジも自分なりに考えて取り入れてみましょう。

どんどんアイデアを出したり、考える力を鍛えましょう!

 

耳コピとアレンジのバランス

ここがすごく難しいところですが、僕はどっちでも良いと思います。

耳コピ勧めておいて適当なこと言っています(笑)

基本は耳コピしたい表現なら耳コピのもの。

アレンジしたいところはアレンジでいいと思います。

あんまり気にし過ぎて耳コピを完全にやろうと思っても初心者は挫折します。

また、アレンジがないのも、自分で考えて表現できないのでつまらないドラマーになります。

耳コピで難しいフレーズを覚えようとしてドラムが鍛えられないじゃないかと思う人もいると思いますが、

表現したいものがカッコよけりゃ、難しくても必死になって練習して覚えようとしますし、

自分が考えたのがカッコよけりゃ、その表現はあなたの個性になります。

よく耳コピたくさんすると引き出し増えるといいますが、自分がアレンジしたときに出ないと意味ないです。

ただ単に覚えているだけじゃ意味ありません。

なので最初からアレンジすることをおすすめしています。

引き出しあっても、自分で表現しなきゃ身になりません。

料理で、スープの隠し味にバター入れるとおいしかったら、

例えば味噌汁にバターを入れてみようとしてもいいんです。

スープの隠し味にバターを加える=耳コピ

味噌汁にバターを入れてみる=アレンジ

というわけです。

もちろん耳コピに限らず、自分の心から出る創作でも良いわけです。

耳コピして習うこと、そしてアレンジして耳コピ要素や自分の心から出るアイデアを吐き出すこと。

両方大切なのです。

 

また、勉強熱心の方にあえて忠告しますが、あまり「これをしなければいけない!」と思って耳コピしようとしない方がいいです。

勉強熱心な人は真面目なので、何でもいろんなことをやっておかねば、吸収せねばと思いがちですが、本来の目的から外れる場合が多いです。

ドラムを趣味で楽しみたいのであれば、好きな曲だけコピーすれば良いですし、

面白い曲に出会えばコピーすればよいのです。

バンドで覚えないといけない曲は覚えればよいのです。

なんか強迫観念のように「勉強しなければ!」なんていらないのでご注意を。

私も勉強熱心だったため、あえてお伝えしています(笑)

 

以上、長くなりましたが、楽譜いらないんじゃないか論でした!